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免疫負荷(感染症、ワクチン、怪我、手術、重度の睡眠不足)の後遺症に関して

 

※当団体の経験上、極度の睡眠不足やワクチン感染症の後遺症の後の過眠症状は半年から1年(2年以内)の「時間差」があるので注意です。

過眠症でエーラス・ダンロス症候群が疑われる患者さんに

過眠症/慢性疲労/急激な体調悪化の直前から2年以内、半年から1年以内に(7ヶ月〜9ヶ月くらい)に

・重度睡眠不足もしくは睡眠リズムの乱れ(受験勉強、就職、夜勤、睡眠リズムが変わった、睡眠環境が変わって寝れなくなった)

・免疫負荷:感染症、ワクチン、手術、出産、事故、怪我、発熱、歯根虫歯や子宮内膜炎など慢性的な痛みや炎症を起こす病気、抗生物質の長期投与

・重度の精神的ストレス:親族の死亡、彼氏からのDV、心配事、何かの事件に巻き込まれて裁判をしていたなど

・代謝負荷:ダイエット、極端な食事制限、食生活を変えた、過度の運動、新しい部活を始めた、妊娠したなど

はありませんか?

と問いかけると大体の患者さんに思い当たるエピソードがあります。

当団体の経験上、

発症経緯の原因は7割くらいが重度睡眠不足とリズム障害で残りの2割くらいが感染症とワクチンで残りの1割がその他の原因です。

時間差の時期に関して、7割が半年から1年以内(7ヶ月〜9ヶ月くらい)、2〜3割くらいが直前もしくは同時期で、残りの1割未満の方が2〜3年です。

患者様の症例で一番多いのは半年から一年以内(7ヶ月〜9ヶ月くらい)で重度の睡眠不足の方が多いです。

ご本人が重度の睡眠不足(受験、就職、躁鬱で眠れなかったなど)のエピソードをはっきり覚えているケースが多いです。

ちなみに当団体の患者様に半年から一年以内(7ヶ月〜9ヶ月くらい)の時間差という数値には患者様にとても強い共感をいただいていますが、半年から一年以内(7ヶ月〜9ヶ月くらい)の具体的な数値がどこかに発表されているわけではありません。

こちらの数値は当団体の経験上の独自研究上の数値です。

エーラス・ダンロス症候群と感染症とワクチンの後遺症の関連はさまざまな研究文献で報告されており、感染症とワクチンの「時間差」後遺症という概念は現在既に存在しますが、半年から1年以内(7ヶ月〜9ヶ月くらい)という具体的な数値のみが独自研究であるということです。

また、エーラス・ダンロス症候群と発達障害と睡眠障害と慢性疲労症候群と感染症とワクチンの後遺症の併発グループの方は先天性代謝異常症の検査をご考慮ください。

当団体の患者様(過眠症を併発するエーラス・ダンロス症候群)には免疫負荷(感染症、ワクチン、怪我、手術、重度の睡眠不足)の後遺症と思われる方が多くいらっしゃるためこちらのページで情報をまとめました。

エーラス・ダンロス症候群と免疫負荷(感染症、ワクチン、怪我、手術)の後遺症、慢性疲労症候群、コロナ後遺症などとの関連に関して数えきれないほどの様々な論文で取り上げられています。

エーラス・ダンロス症候群の併発症状の多く(慢性疲労、過眠症、睡眠障害、自律神経失調症、MCAS、POTS、起立性調節障害)は慢性疲労症候群、感染症後の後遺症と同一のものです。

これらの体調不良の原因となるエピソードは感染症、ワクチンのみならず、事故、暴力、出産による怪我や手術なども含まれます。

前述の通り、当団体の経験上、当団体の患者さんで最も確率が高い原因と感じられる免疫負荷のエピソードは重度の睡眠不足です。

当会の患者さんには就職(ブラック企業)、受験(塾と学校のテストと宿題)、家庭環境の変化(多くは身内の介護や家族の家事)で睡眠時間が極端に少ないもしくは総合睡眠時間が足りていても平日に3時間睡眠でその後の休日に20時間くらい寝て睡眠負債を返済しているなどの生活を半年以上続けられ、その直後または半年から一年経った後に症状を発症されている方が多くいらっしゃいます。

「重度の睡眠不足」の時期には週に3回以上1日4時間以下の睡眠時間であった時期を半年以上過ごしていたり、普段8時間睡眠が取れていた方が6時間半しか睡眠時間が取れない時期が半年以上あったりというケースが典型的です。

これだけ重度の睡眠不足であれば、感染症やワクチンと同様の免疫負荷となってしまうことは明確だと思います。

当団体の患者さんに過眠や不登校などの体調不良の発症の前の免疫負荷エピソードに関して

「直前ではなければ、半年から一年前くらいです、ありませんか?」とお伺いすると、ご本人がそのエピソードを明確に覚えていらっしゃることが多いです。

例えば:

「発症の一年前に受験の塾に通い始めました。その頃から毎日の睡眠時間が1時間くらい短くなり、その前は8時間睡眠時間が取れていたのが、その頃は7時間くらいしか睡眠時間が取れませんでした。そんな時期を半年から1年続けました。その頃は眠くもなんともなかったのですが、その後のさらに7〜9ヶ月後になって過眠を発症しました。」

「過眠を発症する前の年にワクチンを受けて、その時にものすごく体調が悪かったのでそのことをはっきりと覚えています。その体調不良は一回治りました。でも、その後8ヶ月後くらいに過眠の症状が始まりました。」

「体調不良の直前に事故に遭って手術を受けました。怪我は手術で全て治りました。でも、

その直後から日中に眠くなったり、体調がおかしいです。現在はその事件から5年近く経ちますがその時の体調不良が治っていません。」

「就職して仕事が忙しくて、家族が介護が必要になり、1日の睡眠時間が0ー4時間の時が続きました。休日に20時間寝溜めをすることもありました。半年以上そのような生活でした。その時は大丈夫だったのですが、その後、更に半年〜1年後くらい経った後に過眠症を発症しました。」

​以前は感染症後の後遺症は直後に発症するもののみが認められていました。

しかし、現在では「時間差」があることも認められています。

最近、コロナ後遺症の専門の先生の発言をTWITTERで発見しましたが、当会にこの先生がおっしゃるような発症経緯の患者様がとても多いものです。

免疫負荷の後遺症による過眠は「時間差」のある症例が多いものです。

https://twitter.com/postcovid_wago/status/1643851024573014019

https://twitter.com/postcovid_wago/status/1569470255742992384

https://twitter.com/postcovid_wago/status/1679004409186107394

https://twitter.com/postcovid_wago/status/1678913688408043520

当団体はコロナ後遺症を含む慢性疲労症候群や感染症やワクチンの後遺症に関する情報を発信し、エーラス・ダンロス症候群の患者様の情報提供に役立てていきたいと考えています。

このサイトは患者様の皆様から提供された情報により作成されています。

この​サイトの情報に間違えがあったり、

このサイトに記載してある以上の情報をお持ちの方は是非こちらにご連絡をお願いいたします。

 

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